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THINK ABOUT SOMETHING.

シングルタスクを心掛けよう

ミスを犯した時に何となく思うのだけど、人間が極端なエラーを吐く時って大体マルチタスクになってる時のような気がする。


例えば僕は割と緊張する方だから、会計で並んでる時に小銭が中々出せなかったりする。鈍臭いというのもあるけど、後ろの人の待機時間を長引かせることに抵抗があるのだ。さっと出せたらいいけど僕は手先が器用じゃないし、財布の中で悪戦苦闘したりする。


この時小銭を出そうものなら、僕はマルチタスクになってしまう。要するに後ろの人への気遣いと、小銭を集める行為とが、同時に行われる。一人の時なら小銭を落とさないのに、床に落としてしまうことも起こり得る訳だ。


更に言えばシングルタスクが最高速(厳密には違うんだけど)として、その最高速を上回ろうとする意志も働く。僕で言えば鈍臭いのに、手先が器用な人と同じ速度を叩き出そうとする。簡単に言えば自分以上のことを無意識的にやろうとしてしまう訳だ。


その結果元々出るエラー、グラディウス3のような処理落ちをもみ消そうとする。グラディウス3はゲーム機なのでシングルタスクだけど、それを例えばPCでマルチタスク化(エミュレータエンコードなど)してシングルタスク以上の低エラーを目指そうとする。


そうすると本来のタスク量以上にエラー率が増えてしまう。エミュレータの作業量が1、エンコードの作業量が1でも、処理落ちは2倍を上回る。シングルタスクなら「動作が鈍い」で終わるところを、1円も5円も10円も落とし得てしまう。動作が2倍遅くなるならまだいいけど、そうはならない訳だ。


即ちマルチタスクなのにシングルタスク=平常心を上回ろうとすることが最大の問題で、その時に起こる特徴というのが、元から抱えているエラー=どうあがいても消せないエラーが出た時に、それを認めないというか、消せないのにそれを消そうとするから、かえってエラーが増大してしまうということ。


だからマルチタスク的な状況でも平常心を保つこと。平常心で出るエラーは認めること(消さないこと)。即ち自分以上のことはやらないこと。しかし自分の最高速(シングルタスク)で行うこと。これらを踏まえて日常に繰り出せば少しは上手く立ち回れるし、理想的には自宅の自分を延長することだろうな。