クラウドゲーミングもどき
今考えたら遠回りなことしてたな、と思うけど、PS3のゲームをiPadでプレイする為に、キャプチャボードをPCに挿し、それとPS3を接続して、iPadからSplashtopでリモート接続するということをやっていた時期がある。
もし遅延がなければこれで良かったんだけど、高画質(無劣化)で0.5秒程度の遅延、低画質(全体的に滲む感じ)で0.2秒程度の遅延があったので、アクション性の高いゲームでは使い物にならなかった。PS3を寝転びながら楽しめる、という点は素晴らしかったけど。
それが昨日になってケーブルレスにはならないけど、代替案を見つけた。バッテリー内臓のモバイルモニタと、WHDIスティックを組み合わせるという方法だ。USB給電が必要なのでスマートではないけど、WHDIなので遅延はほぼないし、確か画質も無劣化だった筈。
これ(http://p.tl/Qv9L)を買って、PS3からこれ(http://p.tl/1kHa)で電波を飛ばせば、あくまでLANの中だけど、クラウドゲーミングもどきが可能になる。解像度はフルHDじゃないけど、720Pのゲームもまだまだ多いし、これで必要十分。
但しいろいろ調べてる内にもっといい選択肢も見つかって、それがレノボから今年第2四半期に発売予定の無線モバイルモニタだ。無線の仕様が分からないけど、これだとケーブルレスでPS3のゲームを楽しめる。http://p.tl/qkqw
またこれは実現不可能だと思うけど、理想を言えば出先からPS3のゲームを楽しめる方法も探している。サウンドノベル程度ならギリギリ可能かも、と思った方法は一応あって、PS3の赤外線リモコン(ドングル必須)をRedEyeに学習させ、表示はiPad、操作はiPhoneでやるというもの。
でもこれも問題があって、自分が検証したリモコンでは方向キーの「押しっ放し」ができず、真っ直ぐ歩くのに連打が必要になる。サウンドノベルならともかく、移動が要求されるゲームプレイは非現実的。それにこれはLANではなくWAN越しのリモート接続だから、冒頭のツイート以上に遅延がある。
後トラフィック的な問題もあって、Splashtopをモバイルルータなんかで使うとすぐに帯域制限が掛かる。EMOBILEなら帯域制限の時間が深夜限定だから現実的に使えるけど、これも2014年5月までの期間限定の仕様なので、それ以降はモバイルルータでPS3をプレイするのは非現実的。
操作方法の問題、表示遅延の問題、帯域制限の問題と三つの問題が重なって、クラウドゲーミングは中々難しい。でも宅内でゴロゴロと寝転びながらプレイする分にはレノボのモバイルモニタで良さそうだし、今はそれ待ちかな。