BLOG.NOIRE

THINK ABOUT SOMETHING.

2016-01-01から1年間の記事一覧

《gamu.jp》のスローガンの変遷

《gamu.jp》のスローガンの変遷を書いてみよう。 メインページのキービジュアルその1。ファレルの《i am OTHER》の完全なパロディーだが、MiiMというのはMEMEの言い換えであり、ABBAのようなその左右対称性が最初は気に入っていたが、これではどこまで行って…

私のコピーライティング

コピーについて思うことを書こう。 コピーの個人的な理想形というのは、日常で先ず登場しないクリティカル口語・文語・文法にある。《どこにでも登場できるものではなくここにしか登場できないもの》がそれであり、日本語のコピーで自分が一番好きな《不思議…

《宿す》ではない、《宿る》なのだ

パフォーマンス(形式)は起こすものか、起きるものか。形式というのは精神の帰結だから、形式そのもののコピーはできない。つまり、その精神は形式に帰結する精神と一致しない。では精神そのもののコピーが可能かというと、精神をコピーする精神にその精神…

第四回文学フリマ大阪、初参加の感想

第四回文学フリマ大阪、初参加の感想です。来場者視点と言うよりも、出展者視点にて。 先ず僕たちは初参加だったので、いろんな不備が目立ちました。事前に調べておいた必要物は用意しましたが、例えばテーブルクロスにしてもアイロンをかけた方が良かったで…

哲学史は終わらない

思考整理。僕の100mの記録が15秒台だと仮定する。ここに『彼の100m走は何秒台か』という議論が発生したとして、反論の最も少ない地点が真理に最も近い地点だという仮説。 例えば「彼は9秒台だ」という説を唱える人間がいたら、そこには多大なる反論が生まれ…

イメージの動体

若い頃というのは、絶対に交際できないという前提を無視した理想の相手を想定しながら自慰をする。性器を羅針盤に性的興奮を検索し、最高峰のそれで自慰する訳だけど、『世界に二度と同じことは起こらない』という前提で行けば、この自慰は絶対に再現できな…

可能と不可能のアウフヘーベン

『絶対はない』という前提から開始した場合、世界は二値にならないので、『impossible is nothing』を0と1と9で記述することができる。初めに0.XX...XをA(可能性)、0.YY...YをB(不可能性)とする。 A+B=1とした場合、X=0且つY=9の時その位は否定、X+Yで位…

差異とアウフヘーベン

こいつには敵わないという相手の下位で棲み分けするのではなく、こいつには敵わないという相手と水平に棲み分けすること。世界はこの意味での水平移動において無限なのである。 つまり垂直移動――ボルトを頂点にその下位を万人が走るようなもの――は有限で、頂…

夢に敵無し

『ライバル(自分以外の夢)に勝てるか』という視点で言えばその限りではないが、『夢の障壁を越えられるか』という視点で言えば夢に敵はない。夢が夢未満の何ものかとぶつかっても、夢の側が必ず勝つという視点だ。そこで負ければ夢ではないことの証明なの…