BLOG.NOIRE

THINK ABOUT SOMETHING.

2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

非合理合理速度主義

自由意志の証明から明らかなように、虚無は有の前提であり、有を有足らしめるものであり、死とは全くの別概念である。死せる物質は一切の有を生み出さず、しかし生ける物質は虚無を内包する為、創造行為が可能である。 それは死せる物質としては芸術行為とし…

ロッククライミングに見る天才の定義 Pt.2

ロッククライミングの話の続きだけど、標高0m地点(要するに地上)からのルートの見え方と昇り方、標高1000m地点からのルートの見え方と昇り方は、基本的に同じ筈だ。 要するに、標高0m地点=凡人領域と、標高1000m地点=天才領域とでは、実は基本的に「同じ…

ロッククライミングに見る天才の定義

職場で「いえいえ」と発言した時に思ったのだけど、僕の言葉遣いは割と曖昧で、言葉の本来の意味から外れてることもよくあると思う。それでも「いえいえ」という言葉が出てきたのは、「これでイケるんじゃないか」という直観が来たからだ。 日常会話というの…

作品の前に作家あり

作品を作家の延長線上で見ていない人は居ない。例えば失笑に値するような漫画(具体的に挙げたいんだけどやめとく)があるとしても、それを画太郎が書いてれば最高傑作となり得るように、作品は単体では決して評価されることがない。 これはゲームの世界では…

『狭き過去(文法)』と『広き今(文脈)』

VITAのビームスデザインのポーチを買った。そこで漠然と思ったのが、デザインはまあまあいいんだけど、結局「既存のデザインのデジャヴでしかない」ということだ。ビームスは服も好きなんだけど、最近「ハイ・ユニクロ」みたいなイメージになりつつある。 要…

論理を終わらせるもの

ゲームなんかは既存の素材を当てはめていくというより(もちろんそれもあるんだけど)、当てはめようとするパーツそれ自体が既に創造的=複合的だから、自分の考える創作論は破綻しない。但し小説なんかだと煮詰まった時、それをたった一語の言葉が打破する…