BLOG.NOIRE

THINK ABOUT SOMETHING.

2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

内向性のメカニズム

今日は何となく思う所が在って、僕はユングの外向か内向かの定義だと、後者の内向だ。そこから更に四つに分岐するけど、取り敢えず基本的には内向型だ。 これは言い換えれば「内向強者だが外向弱者」だということで、内向はともかく、外向的にはまるでダメな…

神の無効証明

定義 神は聖なるものである 定理一 聖なるものは俗なるものの幽かなる残滓であり、俗なるものは聖なるものの遥かなる残滓である 証明一 仮に百年と一日の生を与えられ、百年間は極楽の限りを尽くせたとしても、最後の一日に地獄の拷問が待っているとすれば、…

哲学とは奥の細道の無限性である

哲学というのは要するに、広義なもの、万様なものを限界ギリギリまで狭義に絞る行為だと思う。 例えば自分。日本に住んでいるというよりは大阪に住んでいるという方が近いし、ネットしているというよりはツイートしているという方が近いし、そういう「狭さの…

心理的表裏

全然大した話題じゃないけど、ふとアバターのラスト辺りで、主人公が酸素ボンベを取ろうとしてギリギリ取れず仕舞いに終わり、窒息しそうになるシーンを思い出した。 あれはつまりこういうことだと思う。例えばドラクエを買う行列に並んで、それを買えたらド…

深淵の双子

一冊の詩の原本と小説の原本がそれぞれ在るとして、それを別の国の言語に翻訳する時、必ず詩の方が難易度が高くなることの理由を考えてみた。 例えばある国の単語をある国の単語に置き換える時、元の言葉が明瞭にフォーカスされていればいる程同等の単語に置…

否定の美学

主に音楽で在りがちな話だが、どう足掻いたってクソ曲でしかないのに、それの否定の否定として「一曲でも多く楽しめた者勝ち」とか言い出す人。それ、絶対間違ってるよ。 一つでも多く取るという思想は、審美眼を鍛えることの放棄にしかならない。むしろ一つ…

ロジックと詩のスパイラル

ある友達とロジックと詩について議論した。結局結論めいたものは出なかったけど、僕の意見はこうだ。 これは多分以前にも書いたけど、詩の最初の目的は「観念を腐らせないこと」だろう。現代詩は知らないけど、産まれたばかりの頃の詩の目的はそれだった筈で…

夕闇通り探検隊のワンシーン

今はもう引退したし、第一線で活躍したこともないヘタレだけど、僕が過去格闘ゲームをやっていた頃の経験で言えば、「自然 > 工夫 > 努力」という差が在ったように思う。 自然というのは一番理想的な状態で、体が脳を経由せずにそれ自体で状況を合理化する…

ゼルダの哲学

ルールプレイというのは「神憑り」で、ゲームがプレイヤーを定義する、既成事実の器。ロールプレイというのは「我宿し」で、プレイヤーがゲームを定義する、天地創造の器。前者はゲームが高解像で、後者はプレイヤーが高解像だが、この両者をハイブリッドさ…

ロール!ルール!ロール!

厳密にはもっと遡ることができるだろうけど、操作性の難をゲームの難易度とすり替えてしまうことを堂々とやり始めたのって、バイオハザード辺りが最初だと思う。 当時は「思い通りに動かせないから怖いというのは卑怯だ」と思ったが、今ではそれも立派なゲー…

第三のロールプレイ

ゴッドオブウォー3以来ゲームはほとんどやってないが、ダークソウルを昨日から頑張ってプレイし始める。時々「また同じ繰り返しか」と思う時は在るけど、それもひっくるめて全体としてかなり面白い。 まだまだ序盤なので推定だけど、結局このゲームのシステ…