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BLOG.NOIRE

THINK ABOUT SOMETHING.

君がニヒリストで終わるその前に

人間は真贋の真を選び抜いてきた場数によってその魅力が決まる。これは服装一つ取ってもそうだし、仕草一つ取ってもバレてしまうものである。


本当に誰得な話だが、僕は昔「ある一線を超えたらその中で一番性格のいい子と付き合う」と言ったことがある。この一線というのは当時は「容姿」のことを意味していたが、最近はそれが「人間力」に変わりつつある。


全てに当てはまると言えば嘘になるが、人間力がある一線を超えてたら容姿や性格なんてどうでもよくなり、真贋の真を積み立ててきた個人史をお互いに対峙させたくなる訳だ。


全体を無価値化することで逆説的に価値を対等しようというフリーセックスに対し、その底辺主義的な「神無きファンタジー」の対極で凌ぎを削るのが「純愛」な訳だ。芸術論的に言えば「神との邂逅」に際しての「人との邂逅」であり、その時点でナルシズムやフェティシズムは昇華されているのである。


ニーチェは「深淵を覗く時深淵もまたこちらを覗いている」と言ったが、この構造は恋愛でも変わらないし、性欲的不安というのはほとんどの場合「ウソ」だね。糸井重里的に言えばヒッピーにもリアリストにもなれなかった中穴信者の戯言に過ぎない。


「真を取る」というのはものすごくシンプルでハードなことだけど、このラブアンドピースの唯一的指標を一度でいいから信じてみよう。君がニヒリストで終わるその前に。