知ったか音夢の革命講座

論理だけでは革命にならないが、詩を総柄にする革命も短命だ。写実的な道義を重ねた果てに抽象を刹那射抜く、それが革命の本来の在り方であり、不可分な世界の一側面を奉るその本性に拠って、全ての革命は結局滅ぶのである。―知ったか音夢の革命講座―

ゆえに僕等は「全ては何かについての全てである」という帰結が革命の墓場だという事実を踏まえ、森羅万象を愛する一切有為の思想を探さねばならない。否定で世界は廻っているが、箱舟の波止場の名は「聖なる肯定」でしか在り得ないからである。―知ったか音夢の革命講座―

俗なるものが不可知の岸を目指す道中で、陰謀が崩れたその時々の先頭者を人は「革命家」と呼び、それは否定の本性に拠って革めて否定され、生まれ変わる。そういう意味で陰謀と革命の鼬ごっこは真の革命の呼び水と言える。―知ったか音夢の革命講座―

即ち陰謀と革命というのは自然推敲の陰と陽であり、世界の一番巨きな車輪なのである。―知ったか音夢の革命講座―

思い付きで書いたけど、全然面白くないというね……。